乳酸菌OLL1073R-1株と乳酸菌OLS3059株は多糖体(EPS)を作り出します。乳酸菌OLL1073R-1株と乳酸菌OLS3059株で発酵したヨーグルトをマウスの脾臓細胞(様々な免疫細胞が集まった細胞集団)に作用させると、免疫系の伝令物質であるIFN-γ(※1)をつくるように働きかける作用があったのです。次に、マウスに乳酸菌OLL1073R-1株と乳酸菌OLS3059株で発酵したヨーグルトを与えたところ、NK活性が増強されました。
※1:IFN-γ(インターフェロン-ガンマ)は、サイトカインの一種で、T細胞で産生され、マクロファージやNK細胞を活性化させ、免疫力を高めます。
乳酸菌OLL1073R-1株と乳酸菌OLS3059株で発酵したヨーグルトによりNK活性が上昇

(出典: Makino S, et al. J Dairy Sci. 2006;89(8):2873-81. )
EPSの機能の1つに、IFN-γの産生を誘導する働きがあります。
また、IFN-γはNK細胞を活性化します。
そのため、EPSを取り入れることによって、NK細胞が活性化し、免疫力が向上すると考えられます。
